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KOBEシニア元気ポイント事務局からのお知らせ

更新日 2024年01月04日

2024.01.04活動報告

【取材報告】神戸市立ひよどり台児童館にて活動インタビュー

みなさま、こんにちは。

今回は、北区の受入施設である【神戸市立ひよどり台児童館】にて活動中の畠山さん(70)、館長の田中さんに取材させていただきましたのでご紹介します。

神戸市立ひよどり台児童館は18歳までの子どもたちの居場所として神戸市に認可されている児童館です。現在は80名を超える学童保育利用児童がおり、一般の来館者も合わせると1日の平均来館者が100名前後になるそうです。

事務局スタッフが伺った際も、館内は子どもたちの元気な声に溢れ、賑わっていました。

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館長 田中さん (写真左) / 活動者 畠山さん (写真右)

それでは、まず館長の田中さんへのインタビューから紹介します。


Q1.施設でボランティア等の活動を受け入れた経緯は?

田中さん:もともとこの地域は非常に子育てのバックアップが盛んで、ご協力いただける方々と手を取り合い、共に子どもたちを見守ってきました。

KOBEシニア元気ポイントに登録する前からも、地域の老人会の方などが登下校の見守りや学童の子どもたちの宿題の見守りをしてくださるなど、ご支援をいただいております。


Q2. この制度に登録したきっかけは?

田中さん:館長会議で紹介されたことです。制度が始まった当初は高齢者施設だけだったと思いますが、児童福祉施設にも拡大すると聞いて。それならば受入施設になり、現在ボランティアに来ていただいている方にポイントで還元しようと思い、登録しました。

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Q3.活動者の受入状況と活動内容は?

田中さん:現在、活動者は12名(女性7名/男性5名)です。毎週決まった曜日に来ていただいている方、月1回の方、また不定期で来られる方がいます。

活動内容は、清掃・消毒とレクリエーションの補助をしていただいています。


Q4. 活動受入の際に注意・工夫していることは?

田中さん:オリエンテーションは必ず行います。基本的に、どこまでの活動をお願いできるか確認し、ご本人の時間のある時に、得意な事をやっていただけたらと考えています。

活動を始める際には、こちらで作成した活動者登録表にお名前と電話番号を記入していただきます。また、活動に関するお願いや注意事項をまとめた用紙をお読みいただき、理解と同意を得たら署名をお願いしています。署名いただいた用紙の1枚はお渡ししています。

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Q5.受入をして良かったことはなんですか?

田中さん:一番は子どもたちを見る目が増えるという事です。

私たちの児童館では一番大きい子では6年生の子どもまでいます。男の子とかだと、体も大きいし、中にはやんちゃな子もいます(笑)ですから、ありのままの状況を事前にお話しています。良くないことをしていたら、その場で叱ってほしい、という事も伝えています。

もちろん、職員の対応が必要な場面では遠慮なく職員に声をかけていただいたら対処しますので、その辺りは気にせず、楽しんで子どもと接してもらえたらな、と思っています。

みなさん、とても上手に子どもたちの相手をしてくれますよ。


Q6.活動者はどういった存在ですか?

田中さん:子どもたちにとっては、活動者の方は先生でも職員でもないし、どうしているのかな?みたいな感じだと思います。

積極的な活動者の方だと早く子どもたちに溶け込めますが、そうではない方ももちろんいらっしゃいますので、色んなタイプの人が来る、ということが勉強だと思います。

人生の先輩でもあるので、ちょっとした会話や遊びの中で学ぶこともあるのかなと期待もしています。

何よりも、職員は常に手一杯なので、小さなことでも助けていただけるだけで感謝の気持ちでいっぱいです。


Q7. 活動者の受け入れを検討している施設へアドバイスを

田中さん:良い意味で活動者さんに期待をしすぎない事かな、と思います。

善意で来てくれているのであり、そのお気持ちをありがたく受け取りこそすれ、人を雇うような気持でいてはいけないと思います。

ご自身のペースで、お好きな事をやれる時にやっていただく。

活動者さんにとって、例えばご趣味だったり、お買い物だったり、お友達付き合いだったり、その他のボランティアだったり・・そういった日々の生活の内のほんの一部だと思って、頼り切らない。

そういう気持ちで受け入れるのが、双方にとっても良いように感じますね。


Q8. はじめて活動される方にメッセージを

田中さん:施設へのアドバイスでも言いましたが、活動者さんもまた、施設や活動に対して良い意味で期待しすぎない事かな、と思います。

ボランティア活動だからと肩に力を入れすぎずに、無理だなと思ったら辞めたってかまわないと思います。それができるのがこの制度の良いところではないでしょうか。

是非、気楽な気持ちではじめてみてはいかがでしょうか?


田中さん、施設のみなさま、取材にご協力いただきまして、ありがとうございました!

続いて、畠山さんへのインタビューです。


Q1. 今の施設で活動することになったきっかけは?

畠山さん:保育所でパートをしているのですが、そこに通っていたあやとりが好きな子どもから「もっと教えてもらいたかった」と言われて。

その子が児童館に行くことになったと聞いて、それならば児童館に教えに行こうかとボランティアを申し出たところ、快諾していただきました。

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Q2. どのような活動をされていますか?

畠山さん:今は、あやとりと折り紙を中心に教えています。

折り紙は以前働いていた方が『折り紙検定』というものを考えていて、やってみようかという話になっていたので、私なりに考えてとりあえず始めてみました。

最近では月に1回ストーリーテリングもやっています。

2011年の震災を機に東京から友人がいる神戸へ移住してきたのですが、東京にいる間から10年くらいストーリーテリングの勉強をしていました。いつか機会があったら、と思っていたので披露する場ができたことが嬉しいです。


Q3. 児童館ならではの楽しさや、逆に困った事などはありますか?

畠山さん:様々なタイプの子どもたちがいますが、折り紙が上手くできなくて、泣きながらでも一生懸命に上手くなろうと頑張る姿を見ると応援したくなります。こちらも教え甲斐がありますね。

ストーリーテリングは、楽しみに聞いてくれる子どもたちもいますが、中には飽きてしまってじっとしていられない子どもがいたり、時間によってはお話の途中で保護者さんが迎えに来られたりしますので、どうしても落ち着いて最後までできないんですよね。

なので、最近では1年生の小さい子どもたちと、お話に興味がある子どもだけを集めて、お迎えの時間と重ならないように、先にお話をしてから折り紙、という風にどの子どもも楽しめるように時間の工夫をしています。

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Q4. 活動の際に注意・工夫していることは?

畠山さん:本当に上手になってもらいたいので、折り紙検定の合格判断はちょっと厳し目になっています(笑)

上級コース・名人コースなど、上達するたびにお花の折り紙やキラキラの折り紙などのプレゼントをしているのですが、中にはそれが欲しくて、頑張って最後までやろうとする子もいて面白いです。

また、どのコースでも、最後にはオリジナルの作品を作ってもらうことにしています。

折り紙は綺麗に折ることもそうですが、集中力とか、幾何学的な面白さも分かってきます。そうすると自分で工夫して無限に作れるようになるんです。それを子どもたちに感じてほしいですね。

得意不得意はあると思いますが、基礎をしっかり学ばせた後はアートな喜びも教えてあげたいです。

子どもたちが楽しく達成感のあるものにしたいので、その子に合った方法でアプローチできるように、いろいろ考えている所です。これからも改善して良いものにしていこうと思っています。

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Q5. KOBEシニア元気ポイント説明会への受講のきっかけは?

畠山さん:以前からこちらの児童館でボランティアをしており、館長の田中さんに声をかけていただきました。


Q6. ポイントは交換する予定ですか?

畠山さん:今回初めて交換しようかな、と思っています。


Q7. 他の施設でも活動してみたいですか?

畠山さん:介護施設で活動してみたいです。熱心に聞いてくださりそうな気がするので、ストーリーテリングもやってみたいですし、指の体操になるあやとりも良さそうですね。


Q8. はじめて活動される方にメッセージを

畠山さん私、ボランティアって初めてだったんですけど、いいなって開眼しました。とにかく気楽で自由にやれるのがいいですね。

児童館の方にも協力してもらわないとやれない部分が多々あったりするのですが、例えば折り紙検定などで『これプリントアウトしてください』とお願いすると、快く応じてくださるので、とてものびのびとやらせてもらってます。

それがお仕事とボランティアの違いなのかなと思いますね。

折り紙検定は、とりあえずやってみよう!という気持ちで見切り発車で始めたものですが、そこから得られるものはたくさんありました。

途中で辞めるかもしれないけど、それでもいいからやってみよう、という思いを大切に活動に臨んでみてはいかがでしょうか?


畠山さん、ご協力ありがとうございました!

今後も活動者のみなさまの参考になるよう、取材を続けて参ります。次回もお楽しみに♪


今回取材した施設はこちら ➝ 神戸市立ひよどり台児童館

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