神戸市民65歳以上の方対象 神戸市委託事業 KOBEシニア元気ポイント
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2025.01.07活動報告
みなさま、こんにちは。
今回は、東灘区の受入施設である【ケアハウスこうべ甲南】にて活動中の福原さん(81)、施設担当者の貞さんに取材させていただきましたのでご紹介します。
ケアハウスこうべ甲南は、神戸市内を一望できる高台に位置する特定施設入居者生活介護施設です。敷地内には特別養護老人ホームや介護付有料老人ホームも併設され、穏やかで温かい雰囲気に包まれています。利用者の皆さまがそれぞれのペースでくつろいで過ごしている様子がとても印象的でした。
それでは、まず活動者の福原さんへのインタビューをご紹介します。
活動者インタビュー
Q:ご趣味や活動頻度を教えてください
主に神戸市の生涯体育大学で週に3~4回、バドミントンをしています。その合間にボランティアをという感じで、平日はバドミントンをやりつつ、土日は施設やKOBEシニア元気ポイントのイベント運営補助に参加しています。
Q:KOBEシニア元気ポイント制度に参加されたきっかけは?
以前、妻が視覚障害者の介護ボランティアをしていた際、私も知的障害者の介助として、施設やプールに同行したり、小学校でなかよし学級の支援を行ったりしていました。コロナで一時中断し、再開時には子ども向けの活動は体力的に少し難しいなと感じていた時、広報紙でKOBEシニア元気ポイント制度を知り、社会貢献の思いもあって昨年6月に説明会に参加しました。
活動者の福原さん
Q:ケアハウスこうべ甲南で活動することになったきっかけは?
登録後に東灘区の交流会でケアハウスこうべ甲南の担当の方と出会い、施設訪問を通じて今のお話し相手の方を紹介されました。優しく気立ての穏やかな方だったので、この方とならお話し相手ができるかな、と思い活動を決めました。
Q:施設での活動について教えてください
以前は囲碁を打ったりもしましたが、それよりもお話しするほうを好まれたので、お話し相手をしています。旅のDVDを一緒に見たり、たまに過去に行かれていた海外旅行のお話しで盛り上がります。その他に散歩のお手伝いもしています。この施設は高台にあるので、朝の散歩は神戸から大阪まで一望できて気持ちが良いですよ。
Q:KOBEシニア元気ポイントのイベント運営補助での活動について教えてください
イベントでいろいろな場所に行けるのが良いですね。普段は家とバドミントン会場、孫の子守りなど決まったパターンが多いですが、イベントで知らない街を訪れる発見があります。昨年は神戸マラソンの活動にも参加し、多くの参加者に驚きました!
Q:活動していて感じるやりがいは?
利用者の方の笑顔が一番嬉しいです。朝会うといつも笑顔で迎えてくださいますし、帰る時は次の訪問を楽しみにしてくださっているような感じがします。施設のスタッフの皆さまも「またね」って挨拶してくださるので、気持ちよく活動できています。
Q:活動していて困った事はありますか?
特にありません。施設のスタッフの皆さまも良い方で、楽しく活動できています。KOBEシニア元気ポイントのイベント運営補助も楽しく参加しています。
Q:活動に際して気を付けている事はなんですか?
長く活動を続けていくためにもまず自分の健康維持が大事だな、と思います。
Q:これから活動される方に一言
KOBEシニア元気ポイントのイベント運営補助で自分の知らない所に行けるのは面白いですよ。やってみたい活動を自分で選んで、自分のペースでできるのも良いです。イベントなどで他の活動者の方にお会いすると、いい人ばかりだな、と感じます。自分の行動範囲が広がるので、活動を始めて良かったと思います。
福原さん、ご協力ありがとうございました!
続いては施設担当者の貞さんへのインタビューです。
担当者インタビュー
Q:KOBEシニア元気ポイント制度に登録したきっかけは?
コロナ禍以前は、施設内で喫茶を開き、地域の方や甲南女子大学の学生さん、時には特別養護老人ホームに入所されている方のご家族にお手伝いいただきながら交流していました。しかし、コロナの流行で一時的に全てのボランティア活動や地域交流が中断しました。再開の際にKOBEシニア元気ポイント制度のことを知り、登録しました。
Q:募集中の活動内容は?
特に利用者さんとのお話にご協力いただける方がいらっしゃるとありがたいです。利用者さんの中には歌を歌うのがお好きな方もいらっしゃるので、一緒に歌ってくださる方も歓迎しています。また、刺繍を一緒に楽しんでくださる活動者の方もいます。特技を活かしたいという活動者の方にご興味をもっていただければ嬉しく思います。
施設担当者の貞さん
Q:活動受入の際に注意・工夫していることは?
お越しいただいている皆さまに気持ちよく活動していただきたいと考え、環境整備には特に気を配っています。また、初めての活動では緊張される方も多いかと思いますので、職員が少し顔を出したり、話しかけやすい雰囲気づくりを心がけています。
Q:受入をして良かったことはなんですか?
活動者の方は地域の方に来ていただいているので、利用者さんも「今の地域の様子」を知ることができたり、「昔はこんなことがあったね」と会話が弾むこともあります。地元の話題で盛り上がることで、利用者さんにとっても良い刺激になっていると感じています。
Q:活動者はどういった存在ですか?
「第2の職員」と言ってもいいほど、大切な存在だと感じています。職員が忙しくて利用者さんと十分にコミュニケーションが取れないときも、活動者の方が来てくださり、お話していただけるので、利用者さんから「とても楽しかった」という声をよく聞きます。
Q:はじめて活動される方にメッセージを
施設としては、少しの時間でも活動者さんにお話していただいたり、利用者さんと一緒に過ごしていただけると、とても助かります。利用者さんも活動者の方とお話した後には「また来てもらいたい」ととても喜んでおられます。ぜひ一度、活動に参加してみていただけたらと思います。
Q:活動者の受け入れを検討している施設へメッセージを
活動者の方の中には、さまざまな特技や趣味をお持ちの方がいらっしゃいます。いろいろな方に来ていただけると施設にとっても大きな助けになると思います。
貞さん、施設の皆さま、取材にご協力いただきまして、ありがとうございました!
今後も活動者の皆さまの参考になるよう、取材を続けて参ります。次回もご期待ください。
今回取材した施設はこちら ➝ ケアハウスこうべ甲南
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