みなさま、こんにちは。

今回は3月21日(木)に開催された【アクティブシニア応援イベント】の様子をお届けします。

■ アクティブシニア応援イベントとは？

このイベントは、転倒リスクチェックで要注意となった方の中で『アクティブシニア応援プログラム※』の参加を希望されたにもかかわらず、参加できなかった方々を対象に開催されました。

※神戸市転倒リスクチェック事業で転倒リスクが高い結果が出た高齢者を対象に、運動や社会参加を習慣化し、転倒等を原因とする要介護状態になるリスクの軽減を目的としたプログラムのこと（事業は前年度で終了済）

■ イベント会場への案内誘導

イベントは神戸市産業振興センターで行われ、JR 神戸駅や神戸高速鉄道 高速神戸駅、市営地下鉄海岸線 ハーバーランド駅などからアクセスが可能でした。広範囲にわたる会場のため、活動者のみなさまが案内誘導と受付を担当しました。

同じグループの方々が立ち位置を相談し合ったり、案内のプラカードを見えやすいように持ったりするなど、分かりやすさを考慮しておられる姿が印象的でした。また、受付を担当されていた方々の元気な挨拶と笑顔もとても素敵でした。

曇天の中、小雨が降る中でも、参加者が迷うことなく到着できたのは、活動者のみなさまのおかげです。

■ イベントの概要

フレイルについての講話

フレイルとは、年齢とともに心身の活力が低下し、介護が必要になりやすい状態のことを指します。フレイルに早めに気付き、栄養、運動、社会参加の3つの柱に取り組むことで、元の健康状態に戻ることも可能だとされています。（※日本老年医学会が2014年5月に提唱）

食事に関する講話

神戸市の管理栄養士から講話があり、65歳以上になると、今までメタボを心配していた方も、これからは体重の減少に注意が必要になってくるとのことです。食事のポイントとして、多様な食品を摂取し、1日3食、主食・主菜をしっかり食べることが強調されました。詳細は「神戸市　フレイル予防簡単レシピ」と検索してみてください。

オーラルフレイルについて

歯科衛生士から口の健康は、健康寿命を延ばすための重要な要素であることから、8020運動※、口腔ケア、口腔体操についてお話しされました。噛む力や飲み込む力の低下といった歯や口の変化に早めに気付き、オーラルフレイルを予防しましょう！

詳しくは神戸市歯科医師会が作成したオーラルフレイル動画をご覧ください。（こちらをクリックしてください）

※8020（ハチマルニイマル）運動とは、厚生省と日本歯科医師会が提唱している、「80歳で20本の自分の歯を残し、なんでもよく噛める快適な状態に保とう」という運動です。

リハボーイズによる講話と体操

サンテレビ「KOBE元気！いきいき！！体操」に出演中のリハボーイズのお二人が講話と体操を行いました。お二人は、参加者が自宅でも簡単に行える体操を紹介し、コミカルな掛け合いを交えながら、楽しく参加者に指導されていました。

ＫＯＢＥシニア元気ポイント制度の紹介

イベントの締めくくりとして、フレイル対策の3つの柱の一つである『社会参加』の一環としてＫＯＢＥシニア元気ポイント制度についての紹介がありました。参加者の方は実際に活動者のみなさまが案内誘導や受付をされている姿を目にしているので、活動者のお二人の実体験を交えた話はとても分かりやすく、参考になったのではないでしょうか。

イベント終了後、多くの参加者が市の担当者の方々に「為になりました」と感謝の声を寄せていました。さらに、活動者の方からもアンケートにて以下のような感想をいただいています。

• 今回はイベントの聴講もできる活動企画をありがとうございました。楽しく、予防を中心とした日常生活の注意点を勉強させていただきました。街頭での道案内はやや冷えましたが、参加者の方から「大変有難いです」とお礼を言われて「お役に立っている！」と実感し、寒さは吹っ飛びました。

• 曇りで寒かったけれど1時間の活動とイベントに出られて良かったと思います。

• 今回のイベント大変参考になりました。フレイル体操毎日したいです。

活動者のみなさまにとっても、とても有益な情報が得られたイベントであったことがうかがえます。

いかがでしたでしょうか？

これからも活動者のみなさまがやりがいを感じ、楽しんでいただけるような活動を増やしていけるよう努力してまいります。

引き続きのご支援とご参加を心よりお願い申し上げます。