神戸市民65歳以上の方対象 神戸市委託事業 KOBEシニア元気ポイント
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2022.02.28活動報告
みなさま、こんにちは。
本日は、西区の受入施設である デイサービス ぱれっと にて活動中の杉原さん、施設担当者の中原さんに取材した内容をご報告します!
活動の様子や、活動を通しての感想、施設にとって活動者とはどのような存在か、などをインタビューでお答えいただきました。
活動者 杉原さん(写真右)約8カ月活動中。71歳。
施設担当者 中原さん(写真左)生活相談員。
ーまず、活動者の杉原さんへ取材にご協力いただきました。
Q1.活動を始められたきっかけを教えてください。
杉原さん:
仕事を辞めてから、何か自分にもできることはないか、と考えていました。ちょうど西区で制度説明会があったので、参加してみました。『自分にもできそうだな』と思い、その勢いで施設を探し、活動内容が自分に一番ぴったりだったこちらの施設で活動を始めました。
Q2.どんな活動をされていますか?
杉原さん:
週に一度、金曜日の10時~12時の間に、囲碁・将棋のお相手や、創作活動(ちぎり絵や紙コップのツリーなどの工作)の補助などをしています。またその日その日で、トランプなどのカードゲームに参加したり、今日は坊主めくりをしたり、利用者の方と一緒に楽しんでいます。
Q3.活動を始めて良かったことは?
杉原さん:
週に一回来ていると、利用者さんも私の事を認識してくれて、お互い挨拶を交わせる間柄になれたので良かったです。私も利用者さんのお顔を自然に覚えてしまって、いつもおられる方がいらっしゃらないと「あれ、どうしたのかな?」と心配になったりします。そういった繋がりができるのが楽しいですね!
Q4.これから活動を始められる方に一言、お願いします!
杉原さん:
私はとにかくすぐに活動したくて、説明会で登録後、すぐにこちらの施設に電話をして活動が決まりましたが、なかなか踏み出せないという方も多いと思います。
趣味がある方と違って、何かしてみたいがその何かが見つかっていない私のような方は、このKOBEシニア元気ポイント制度がその足掛かりになるかもしれません。
少し大げさかもしれませんが、新しく何かを始める、という経験が新たな人生の第一歩になるのではないかと思います。週に1度でもこういった活動をすることで、生活にアクセントができてとても良かったと思っています。
ー杉原さん、取材にご協力いただき、ありがとうございました。
続いて、施設担当者の中原さんへお話を伺いました。
Q1.活動者を受入することになったきっかけを教えてください。
中原さん:
私たちの施設は、障害者の方と共に活動する【共生型サービス】という形の生活介護を実施しています。開所当時から、地域へ開かれた事業所を目指しており、地域に向けた行事をするのにボランティアの方に来てほしいと思っていました。現在はコロナ禍でそういった行事ができないため、日常的な活動からお越しいただけたらと思い、受入を決めました。ポイントが入るのであれば活動者さんにとっても施設にとってもメリットがあり、お互いに良い関係が築けると思います。
Q2.どのような活動を募集されていますか?
中原さん:
取材に応じてくださった杉原さんにお願いしているレクリエーションの補助の他に、芸能等の披露や、ボッチャ(※)をメインとした障害スポーツ活動の補助、可能な方には審判に入ってもらってもいいと思っています。
※ボッチャ…四肢重度機能障害者のために考案されたヨーロッパ発祥のスポーツでパラリンピックの正式種目
Q3.受入をして良かったことは?
中原さん:
とにかく助かっています。将棋のお相手などはマンツーマンで入っていただく事もありますので、その間職員が他の対応ができるというのは大きいですね。また、週に1度来る活動者さんが、利用者さんには新鮮に映るようで、私たち職員には見せない嬉しそうな表情を見た時には、受入して良かったなと思いました。
Q4.活動者はどのような存在でしょうか?
中原さん:
私たちの足りない所を補ってくれる【ヒーロー】のような存在です。本当にいつも助けていただいています。
Q5.受入をする上で工夫している点はありますか?
中原さん:
何をしていいかわからないといった事がないよう、配慮しています。活動中に手持ち無沙汰になりそうな時には、職員が気づき次第お声かけしています。
Q6.これから活動を始められる方や、受入しようと考えている施設にアドバイスをお願いします!
中原さん:
活動には、お金では得られない多くのメリットがあると思います。活動内容は様々だと思いますが、ご自身が何を得られるのか、という点も考えて、活動を始めてみてはいかがでしょうか。
外部の方の力を借りてみると新しい発見があるのかもしれない、という事を施設の方にはお伝えしたいです。私たちの施設では、活動者の方に力を借りて、利用者さんの新たな表情を見ることができました。そういった発見が、施設にとっても良い効果を生むと思います。
ー中原さん、ありがとうございました。
今回も、施設の担当者の方と活動者の方から、とても貴重なお話を聞かせていただきました。取材にご協力いただいた杉原さん、中原さん、そして施設のみなさま、本当にありがとうございました。
今後も活動者のみなさまの活動の参考になるよう、引き続き取材を行いますので、次回もお楽しみに★
今回取材した施設はこちら → デイサービス ぱれっと
過去の活動インタビュー記事は下記よりご覧いただけます。
・【第1回】(北区)デイサービスtakkにて活動インタビュー
・【第2回】(垂水区)名谷すみれ苑にて活動インタビュー
・【第3回】(垂水区)ハーブテラス星が丘にて活動インタビュー
・【第4回】(垂水区)りらいふ舞子にて活動インタビュー
・【第5回】(兵庫区)だんらんの家上沢にて活動インタビュー
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