神戸市民65歳以上の方対象 神戸市委託事業 KOBEシニア元気ポイント
KOBEシニア元気ポイント事務局
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2022.09.06活動報告
みなさま、こんにちは。
本日は、須磨区の受入施設である 離宮しあわせ荘 にて活動中の大祢さん、施設長の水澤さん、担当者の小林さんに取材した様子をご紹介します!
活動の様子や、活動を通しての感想、施設にとって活動者はどのような存在か、などをお伺いしました!
施設担当者 小林さん(写真左)
活動者 大祢さん(写真中)活動歴1年6か月
施設長 水澤さん(写真右)
ー活動者の大祢さんにインタビューしました。
Q1.今の施設で活動することになったきっかけは?
大祢さん:
親しい友人がこちらの施設のすぐ近くに住んでいて、場所もわかっていたし自宅からも通える距離だったので電話しました。
実際に来てみて、すごく良い施設に当たったなと思っています。利用者さんはいい人ばかりですし、職員の方も利用者さんみんなのことをすごく大切にしているなと感じます。
Q2.活動内容はどういったものですか?
大祢さん:
頼まれたのは利用者さんのウエルカムドリンクとお菓子をセットにして出すことと、入浴後の利用者さんに飲み物を出すことです。
今日みたいに暑い日は、施設に来てすぐには熱いお茶を飲めないので、早めにお茶を入れておいて利用者さんに出す前に冷ましておきます。
入浴後は常温のポカリスエットに氷を入れて出しますが、後で氷を入れてもなかなか冷えません。あらかじめコップに氷を入れて、コップを冷やしておくと、持った時にも冷たくて良いですよね。そんな風に少しでもおいしく飲んでもらえるように考えて工夫しています。
Q3.活動していて嬉しかったことは?
大祢さん:
毎回、着ている服を褒めてもらえるのがすごく嬉しいです!利用者さんだけじゃなく、施設担当者の小林さんもよく褒めてくださいます。
私は以前住んでいた海外で仕立てた服をよく着ているんですが、女性はファッションが好きな人が多いので、服やアクセサリーをよく見ておられます。
身に着けているものを褒めてもらえると嬉しいですし、お話の話題にもなります。
Q4.活動していて困ったことや苦労したことは?
大祢さん:
あまり困ることがありません。
最初に施設の方からしっかりと色々教えていただきましたし、利用者さんの顔やお名前も、すっかり憶えています。
私が利用者さんとお話がはずんでいるときなどは、職員の方がコップを下げてくれたりして、職員のみなさん協力体制がしっかりできているなと感じます。
Q5.これから活動を始められる方へメッセージを!
大祢さん:
私は施設に電話することは苦ではなかったですが、私のような性格の人ばかりではないと思うので、施設に電話するのが一つの山だろうなと思います。でも神戸市がきちんとかかわっている制度ですし、65歳以上というくくりもあるので、怖がらずにとりあえず電話してみたら良いんじゃないでしょうか?私はすごく楽しく活動できています。
夫や自分も、いつ高齢者施設にお世話になるかわかりませんし、施設でどんなことをしているのかってなかなかわからないですよね。こちらの施設で実際に活動してみて、想像していたイメージよりも、すごく良かったですし、新しい発見もたくさんありました。利用者さんも楽しそうで、私もここに住みたいくらいです(笑)
ー大祢さん、取材にご協力いただき、ありがとうございました。
続いて、施設長の水澤さんと、担当者の小林さんのインタビューです。
Q1.KOBEシニア元気ポイントに参加したきっかけを教えてください。
小林さん:
今までも近隣のボランティアの方に多く活動してもらっており、施設としてとても助けていただいていました。
地域社会に開かれた介護施設を目指しておりますので、少しでも地域住民の方が施設のことを理解していただくことに意義があると考えています。
Q2.募集中の活動内容は?
小林さん:
特別養護老人ホーム、グループホーム、デイサービスで、
・洗濯物の整理(タオル等の洗濯物をたたんだり片付ける)
・アルコールでテーブルやいす等の消毒
・利用者様のお話相手
・お茶出し・配膳・下膳の補助
の活動を募集しています。
活動者の方の希望と、こちらのお願いしたい活動内容・時間帯の調整をしっかり行うようにしています。お時間等、ご相談ください。
Q3.受入して良かったことは?
小林さん:
忙しい時間帯にピンポイントで来ていただいて、非常に助かっています。
利用者の方も、活動者の方との会話等を楽しみにされています。
職員だけでやっていると、「これで良いのか?」と思うこともあったりしますが、外部の方や色々な経験をされている方が入ることによって、良い刺激になっていると思います。
Q4.活動者さんはどういった存在ですか?
水澤さん:
活動者さんは利用者さんと近い存在で、年齢も近いことからお話もしやすいと思います。
職員は忙しいので義務的に仕事をすることもありますが、利用者さんと近い距離間で接していただける活動者さんと職員、両方がいることで、施設がより良くなると思っています。本当に有難いです。
Q5.活動者の受け入れを検討している施設へアドバイスをお願いします
小林さん:
介護施設は地域の方のご理解、ご協力がなくては成り立たないと考えています。そのため、実際に活動された方が、まず施設の理解者となり、さらには応援者となっていただけたら素晴らしいですね。
開かれた介護施設であるために、地域の方が施設内で活動されることに大きな意味があると思います。
当施設では、活動者さんに向き合おうという動きができていて、ポイント制度のことや、事務局・活動者さんから連絡があることなどをしっかりと職員に共有し、担当者の私が不在の時に応募があった際も対応できるようにしています。
水澤さん:
こちらの施設には長い間ずっと無償でボランティアに来てくださっている方がいます。奉仕精神のある方は、無償でもボランティアをしたいとおっしゃる方もいますが、そういった経験のない方には、この制度はきっかけになるのでたくさん広がって欲しいと思います。
Q6.これから活動を始められる方にメッセージをお願いします
小林さん:
自分自身や家族の方、誰しも高齢になるにつれ、精神的、または肉体的に人に助けられずには生活できなくなります。介護施設で活動をされることは、単なるボランティアではなく意義のあることだと信じています。
ー水澤さん、小林さん、施設のみなさま、ご協力ありがとうございました。
今後も活動者のみなさまの参考になるよう、取材を続けて参ります。次回もお楽しみに♪
今回取材した施設はこちら ➝ 離宮しあわせ荘
過去のインタビュー記事は下記よりご覧いただけます。
・【第1回】(北区)デイサービスtakkにて活動インタビュー
・【第2回】(垂水区)名谷すみれ苑にて活動インタビュー
・【第3回】(垂水区)ハーブテラス星が丘にて活動インタビュー
・【第4回】(垂水区)りらいふ舞子にて活動インタビュー
・【第5回】(兵庫区)だんらんの家上沢にて活動インタビュー
・【第6回】(西区)デイサービスぱれっとにて活動インタビュー
・【第7回】(須磨区)ことばの道デイサービスにて活動インタビュー
・【第8回】(兵庫区)デイサービス花うさぎにて活動インタビュー
・【第9回】(中央区)サニーピアにて活動インタビュー
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